2015年1月22日 (木)

吉田修一「怒り」

吉田修一の「怒り」を読んだ。上下巻の長編だが、本当に、あっという間に読んだ。八王子で夫婦を惨殺し、「怒」と血文字を残して逃走中の山神一也。彼が逃亡中に3つの場所で、同じ年位の身元不明の男が、それぞれの地域の人と少しずつ溶け込んでいく。この3人の男の誰かが山神か、または、全員違うのか、物語は謎を残したまま進む。「怒り」と言いながら、この物語のテーマは「信じる」と言う事。人はいつ、この人は信じられると思えるのか。たとえ身元不明でも、信じることが出来るのか。この3人の男を、この男たちに関わる人達は、どこまで信じ、そして裏切るのか。圧倒的な筆力で描く。「悪人」の時にも思ったが、吉田修一という人は、人が見ている一方向だけでない人を見せ、考えさせる作家だ。私も、どれだけ大切な人を信じられるのか試されている気がした。

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2014年11月30日 (日)

天空の船

私の誕生日と家族のお祝いと言う事で、他の家族から宿泊のプレゼントをしてもらった。天草の「天空の船」というホテルに、初めて行った。どうしても仕事で夜の出発となり、暗い海を見ながら(ていうか見えないけど)道路を突っ走りホテルに着いた。素敵なレストランでシャンパン付きのディナー。お店の人もとても感じが良い。そして、話の流れで今日は私の誕生日だと言うと、部屋に帰る間際に、部屋で飲むためのスパークリングワインをプレゼントしてくれた。ベランダに海の見える露天風呂も有り、部屋も二間続きで良い感じ。すっかり飲みすぎてしまった。朝には、夜には見えなかった海を見ながら食事が出来、本当に幸せな一泊二日だった。家族に感謝である。

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2014年11月22日 (土)

戦国BASARA4

というわけで、もう止めておこうと思っていたのに、やっぱり観に行ってしまった。「戦国BASARA4」。明智光秀役の谷口賢志観たさだったが、やはり、全員高身長のイケメンがこれでもかの殺陣を披露する(正に披露する感じだ)のは、心躍る。そして、今回新メンバーが結構いたのだが、島左近役の加藤慶祐がキュートで綺麗でカッコ良くて倒れそうになった。舞台終了後もトークショーがあり、お得感満載だった。ああ、また次回も行っちゃうんだろうな。

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2014年9月30日 (火)

どうしても触れたくない

ヨネダコウ原作の「どうしても触れたくない」が映画化された。元々マンガのBLを実写化する難しさ。イケメン同士とはいえ、サラリーマンの二人の実写化ということで、何だかちょっとドキドキした。主演が最近、私が推している天海様の谷口賢志とパッと見ジャニーズ系の演技派米原幸佑ということもあって、そうは言ってもどうしても観たかった。当然、福岡で上映されるはずもなく、DVD購入となった。淡々とした積み重ねの中の、ひっそりとした愛。好きだからこその怖さ。好きになる事の怖さ。「実写にしてくれてありがとう」だった。しかし主演の二人も良かったが同僚の富田翔がメガネかけてもイケメンなのにくらくらした。

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2014年9月 4日 (木)

レディ・ベス

ミュージカル「レディ・ベス」を観てきた。行くかどうか、相当迷ったけど、祐一郎君(山口祐一郎)と和樹(加藤和樹)ゆん(古川雄大)の3人が、(しかも3人ともダブルキャスト)揃うミュージカルは2度と観れないかも。と思ったら、どうしても行きたくなった。平日の昼間、張り切って行ってきた。主演のレディベス役の平野綾は初見、初々しくもしっかり自分を持ったベスを好演していた。メアリーの吉沢梨絵も良かったが、ベスの母親役の和音美桜が素晴らしかった。伸びのある歌声で、その場を魅了した。期待の祐一郎くんは、いつもどおりの囁くような美声だが、いつもの場が振動するような歌声が聴けずに少し残念。和樹はイケメン不足の私の要望に応えるイケメンぶり。そして、歌もソツない。これでもかの、ドキドキシーンにテンションは上がる。そして、待ってました古川雄大。もう、昨年末、イベントで目線バチバチの彼。綺麗すぎ。カッコ良すぎ。チャラ過ぎ。いやあ、堪能した。もう、これだけで1週間は生きられる。チャラチャラ観てただけじゃない。この舞台装置が凄い。最初から最後まで、傾斜の付いた、円形の舞台の上で歌って踊るのだが、多分、普通の舞台の何倍も体力がいるはず。でも、その分、舞台に奥行と変化が出る。群衆のシーンなど、「ジーザス」のエルサレム版かと思ったほど。そして、お目当てでもなかったのに一番舞台を締めて、場をさらっていたのは、シモン役の吉野圭吾とガーディナー役の石川禅。悪役なのに、一番光っていた。衣装も光り輝き。本当に夢のような時間だった。やっぱり舞台っていい。

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2014年5月29日 (木)

怒りのスイッチ

人は、どこに怒りのスイッチを持っているのだろう。そして、どんな時にスイッチが入るのだろう。最近、めっきり気が長くなったと思っていた。(本当か)しかし、そんなもの錯覚に過ぎなかった。ちょっとした人の態度、その人の過去やって来たことを全てプラスしての怒りのスイッチ炸裂だ。いやはや、油断していた自分が怖い。最近、スイッチ入っても、なんか、ゆるかったから、怒ってるの、どうなの的な感じだっただけに。炸裂した後、自分がびっくりした。しかし、沸点から降下するのも早い。ということで、いきなり反省会と化した。まあ、あんなに炸裂したのに、ひとりくらいしかわからなかったのも、びっくり。怒りのスイッチ押した本人もわからないという始末。みんな、ポジティブで羨ましい。暗い性格の自分が悲しい。

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2014年3月10日 (月)

花は咲く

友達が、フラダンスの先生をしている。彼女がイベントでフラダンスを踊ると言う事でイベント会場へ行った。3月とはいえ寒空の下、半袖にパウスカートという格好で待つ、ダンサーの人達。そして、総勢100名を超すフラダンサーが一斉に踊る「花は咲く」。東日本大震災のイベントでもあったこの日、復興の為の歌で、踊るダンスの素晴らしいこと。友達は、センターで輝く。最初から最後まで涙が止まらなかった。たおやかで優しく、しかし力強いダンスに力と感動を頂いた。本当に素敵なイベントだった。ただ、こんな素晴らしいイベントなのに、観客より出演者の数が多いという事が、ちょっと残念だった。また、フラダンスを観たいと思わせる日だった。

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2014年2月 9日 (日)

ペテロの葬列

久しぶりに本を一気読みした。685ページもあるのにだ。それだけ面白かったともいえるが、一言でそう言えるわけでもない。宮部みゆきの「ペテロの葬列」は「誰か」「名もなき毒」に続く杉村三郎シリーズの第三弾だ。「悪」は伝染する。これが、この小説のテーマ。はじめからの悪人はいないという性善説ありきだとも思えるが、逆に簡単に悪になるとも言っている。善人もあっという間に悪人とは言えなくても悪に加担する。いわゆる、ねずみ講なども、はじめから騙そうと思っている人と、本当に良いことをしているつもりで加入を勧める人もいる。悪とは思っていなくても、悪に加担させられ、遂には、本当の悪になる。しかし、罰せられるわけでもない。正義とか善とか、言葉にすれば簡単だが、正義とは誰の為なのか。人の過去を探って、本当のことを知ることが正義なのか。嘘を突き通して、誰かを守るのが正義なのか。人により善の定義は異なる。杉村も善人で正義感もあるのだろうが、彼がしたことは、素晴らしいことなのか。そして、杉村の妻、菜穂子。可憐なお姫様だって、生身の人間だ。少しずつの変化が大きな齟齬を生む。思い切ったラストでびっくりしたが、この先も杉村三郎シリーズは続くのだろう。

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2014年1月14日 (火)

今日私は天使を見た!

「無償の愛」だの、「求めない」だの言ってきたが、今日私は天使を見てしまった。まあ、悪魔体質で悪魔的な性格の私だが、天使には滅法弱い。リハビリ施設で、リハビリを担当している理学療法士や作業療法士の人たちは、本当に大変だ。一日中、いろんな患者さんをニコニコしながら一生懸命、でも、冗談を言いつつリハビリしている。皆さん若いのに(とか言うべきではないが)立派だ。その中でも皆をまとめているチーフは明るく、患者さんもスタッフも和ませながら、適格な指導をし、そして自分を道化としながら快適なリハビリ環境を作る。誰にでも出来ることではない。ニコニコした笑顔の中にある職業人としての確かな力を感じた。本当にすぐ手の届くところに天使はいるのだ。

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2014年1月12日 (日)

求めない

今さらながら、明けましておめでとうございます。昨年、心に残ったのは「自分は人から要求されたくないから人にも要求しない」という職場の人の言葉だった。この言葉を聞いたとき、ああ、私が探していたことの一端があると感じた。人は、要求されることは嫌うが、人には要求してしまう。それも、当たり前のように。かくいう私も例外ではない。だからこそ、この簡単なようで難しいことを今年の目標にしたい。

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